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丸善クリニック | 男性更年期外来

男性更年期外来

男性更年期無料相談

初回はじっくり無料相談診察を行います。相談診察はご予約も可能です。電話052-264-1222にてご予約ください。

  • 女性以上に深刻な「男性更年期、熟年期障害」への対応
  • やる気が出ない人の最強の男性医療(気力、生活活力の再活性化)

「最近全然やる気がおきない」「だるい、疲れやすい」「仕事に身が入らない」「今まですぐ頭に入ってきたことが全然入らなくなった」「寝つけない、朝起きられない」「暑くもないのに急に汗がでる」「憂鬱気味で物悲しい」「気がつけば朝立ちが無くなってきた」「不安、心配しやすい、小さなことでイライラする、落ち込む」・・・男性は40歳を過ぎると、多かれ少なかれこのような症状がでてきます。

これらは一見バラバラの事柄に見えますが、実はすべて男性ホルモンの減少が原因で起こっている可能性があります。

「男性ホルモン」などあまり考えたことがないという人が多いと思いますが、この男性ホルモンは40歳以降の男性の健康を維持するために非常に大事なホルモンです。

男性更年期イメージ

40歳を過ぎると徐々に男性の体の中で男性ホルモンが少なくなっていくのですが、あまり大きく減ってしまうと、元気がなくなって気分が落ち込んだり、イライラしたり、朝起きられなかったり、熟睡感が無い等と、様々な健康障害が起こります。

これがまさに「男性の更年期障害」です。更年期症状というとふつう女性特有なものと受け取られがちですが、実は男性にもあるのです。更年期の症状には個人差がありますが、なかには体調不良で寝込んだり、気分が落ち込んでうつ病と思い込んでしまうケースもあります。

それまで他の心療内科や精神科にかかっていたのに改善が見られない重度のうつ患者さん達の多くが男性ホルモン不足に陥っているのに、ほとんどの場合はその可能性すら顧みられていません。

男性ホルモン低下による更年期症状はホルモン治療をすることで改善!

何年もうつに苦しんできた男性患者さんに男性ホルモンであるテストステロンを注射する「ホルモン補充療法」を行うと、全てとは言えないものの、かなりよく治ります。

「長く苦しんでいたのがウソのようだ」とびっくりされることもあります。また、数年無かった「朝立ち(早朝勃起)」が復活する人も多いのです。

主な身的症状
精神・心理症状 身体症状 性機能関連症状
  • 抑うつ
  • 落胆
  • いらだち
  • 不安、神経過敏
  • 疲労感
  • 発汗、ほてり
  • 睡眠障害
  • 関節、筋肉関連症状
  • 肉体的消耗感
  • 記憶、集中力低下
  • 性欲低下
  • 勃起障害(ED)
  • 射精感の減退
  • 早朝勃起不全症

男性ホルモンは車のエンジンオイルと同様「生きる為に必要なホルモン」

男性ホルモンの治療と言うと「精力増強」と思い込んでいる人も多いのですが、それは大きな間違いです。

実は我々の生活活力維持には男性ホルモンが男女を通じて必要です。男性ホルモンは車でのエンジンオイルと同じような働きをしていると例える人が多いのですが、年をとるにつれて減退していきます。男性ホルモンと名付けられているので一般から誤解されがちなのですが、男女両方の元気さ、やる気を下支えしているのです。

その誤解を解きながら、積極的にそれを利用して心と体を再活性化し、元気で明るい長寿を楽しんで生きるべきだと考えます。

アメリカでは2006年の段階で、400万人以上もの男性がホルモン補充療法を受けています。しかし日本ではまだ2万人に過ぎません。

そもそも男性は一般的に病院に対するアクセスが悪いと思います。女性は出産があったり、子供のカゼや親の介護など医療機関と接する機会が多く、自然と病院通いになじみがあり、体のどんな不調でもすぐに受診ができるのですが、一般的に男性にとって病院はかなり敷居が高いところのように思えます。そのせいか、ふつう男性の方が肥満度は高いし、高脂血症、高血圧症や糖尿病などの生活習慣病が多いのです。

日常の不調を我慢したあげく、ある日倒れて病院に担ぎ込まれるなどということにならないためにも、日頃からの健康管理が大事です。

LOH症候群とは?

医学界でも「男性更年期」や「男性ホルモン低下症候群」に対する関心は高まってきつつありますが、日本では男性ホルモン測定もまだ人間ドックでほとんどやっていないのが現状です。

しかし最近LOH症候群(Late Onset Hypogonadism:加齢性男性ホルモン低下症候群)という言葉が新聞や雑誌に載るようになりました。症状には疲労感、ほてり、発汗、めまい、頭痛といった身体症状と、イライラ感、やる気・気力の低下、集中力や記憶力の低下、不眠、うつなどの精神症状があり、早い人は30代からでてきます。

更年期になり女性ホルモンがガクッと減って閉経する女性に対して、男性は通常男性ホルモンが年齢とともに少しずつ減っていきます。だから変化に気付きにくいのですが、男性にもしばしばストレスでガクッと低下症状の出るケースがあります。

男性ホルモン低下の最大要因はストレス

男性ホルモンの低下が起こる最大の要因はストレスです。脳がストレスを感じると男性ホルモンが抑制されて急減してしまう、ガクッと低下すると色々な不具合がおきてきます。

男性には力強くて活動的なイメージがありますが、実際はストレスに非常に弱い、センシティブな生き物です。山の遭難事故でも飛行機事故でも、生き残っているのは女性が圧倒的に多いというデータもありますが、女性のほうがストレスにずっと強いのです。このことは様々な実験で確かめられています。しかも男性はプライドが高く、他者に隙を見せたがらず我慢しているので、それだけストレスも大きくなります。

40代、50代といえば、会社でも家庭でも責任が重くなる時期です。当然ストレスも増加してきます。ところが中年期になると青年期よりもストレスへの身体反応がより過敏になるので影響が強く出やすくなります。それなのにこうした年代の多くの男性はさまざまな不調を「仕事が忙しいから」「疲れているだけだから」と片付けてしまいがちです。

男性は病気を隠す傾向の強い生き物です。自分では自覚していないストレスも多いのです。しかもプライドが邪魔をするので、男性ホルモンの低下によってそうした不調が起こっているという事実を、なかなか認めようとしない事が多い。よく言われる“モーレツ社員”の方ほど「LOH症候群(加齢性男性ホルモン低下症候群)」になりやすいといわれています。

男性ホルモンと寿命の関係

男性ホルモンは寿命にも大いに関係しています。日本人の平均寿命は男性が80.79歳、女性が87.05歳(厚生労働省 2015年簡易生命表)で男女共世界一位の座はおりたものの、過去最高を記録したそうです。女性が男性よりも長生きなのは世界各国みんな同じです。ところがそれが何故か今までほとんど議論されてこなかったし、医学の教科書にもほとんど出てきません。誰もが当たり前の事だと思っていますが、なぜなのでしょうか?

統計データで調べると、実は50歳までは男女の生存率はあまり変わりません。ところが50歳以降、男性の生存率が下がってきて、80歳までの期間に男性の身体に何か異変がおきている、そしてこの異変が男性寿命の急降下に関係していると考えられます。その「異変」とは男性ホルモンの低下による男性の更年期障害、それに続く熟年期障害です。問題なのは前述の“加齢性男性ホルモン低下症候群(LOH症候群)”なのです。

さて「女性はどうなの?」ということですが、女性の身体にも男性ホルモンはあります。もう少し言えば、女性は卵巣や副腎で男性ホルモンを作り、それを材料に女性ホルモンを作っているのです。だから女性でも男性ホルモンの低下による不調がおこりますし、健康にも寿命にもはっきりと影響しています。

更年期後の女性の寿命は、男性ホルモンの値が低いと男性と同じ様に寿命が短くなる事が明らかになり始めています。

近年世界の地域ごとに5年、10年と経過を見る健康調査が活発に行われています。それらの結果から色々なことが分かってきたのですが、「テストステロンが高い人は長生きする」という統計データが出ています。

血中男性ホルモンのレベルを四段階に分けて検証すると、一番高いグループの人は一番低いグループの人と比較して、脳梗塞や心筋梗塞など血管系の病気にかかる割合が約5割も少なく、がんにかかる割合も約3割も少なかったのです。

(Khaw K.T, et al. Circulation 116:2694-2701,2007)
テストステロンと死亡リスク
テストステロン値 <360 360~450 450~564 564<
あらゆる死亡 1 0.75 0.62 0.59
心臓血管病による死亡 1 0.89 0.60 0.53
がんによる死亡。 1 0.74 0.77 0.71

大きな病気になりづらいということは、当然長寿につながります。結果としてテストステロンが高い人は長生きしやすいということになります。

男性の体内のテストステロンは年齢を重ねるごとに低下していきます。ピークは20代でそこから先は下がることはあっても急激に上がることはまずありません。ただ下がり方は個人差が大きく、中には80歳でも90歳でも、30代や40代と変わらないホルモン量をキープしている人もいます。

同じことは国毎の比較でも言えます。日本やアメリカでは基本的に年齢と共に右肩下がりで落ちていくだけですが、ウルグアイやネパールといった国のデータを見ると、加齢によるテストステロンの減少の度合いが少ないのです。

理由は色々と考えられますが、これらの国々の男性は、日本やアメリカに比べれば競争にさらされることが少ない、言い換えれば「ストレスが少ない」ということはできると思います。精神的なストレスはテストステロンの減少に拍車をかけます。過度のストレスはあらゆる面で健康の大敵なのです。

幸福度と大きく関係しているテストステロン

「世界幸福度調査」という調査があります。自分が幸せかどうかを経済的要素や人間関係からはかるものです。

世界のほとんどの国では、若い時は「幸福度」が高いものの、年齢とともに下がっていき、40歳ぐらいを底にまた上がり始めるという「U字型」になっています。ところが日本では、10代から80代までどんどん下がる一方です。底がありません。これはつまり長く生きれば生きるほど不幸だと感じる人が多いという社会という事です。

日本は国際的にも自殺率の非常に高い国として知られます。内閣府の「自殺対策白書」によれば、自殺の最大の原因動機は「健康問題」。中でも「病気の悩み、その影響(うつ病)」は全自殺者の22.2%を占めトップです。

自殺率は「幸福度」とも大きく関係しているはずです。そして「幸福度」のカギを握っているのが男性ホルモンのテストステロンです。うつとテストステロンが密接に関係しているのです。

ひとつには抗うつ薬とテストステロンは「一酸化窒素(NO)を作り出す」という共通点があること。もうひとつはストレス軽減作用があるからです。

脳内のアーモンドの様な形をした扁桃体が過去に経験した不安や恐怖といった感情を溜め込んでいます。テストステロンの働きにより普段はこのネガティブな感情が蓋がれているため日常で意識する事はありません。「ま、いいか」と深く考えずに済むのです。

ところがテストステロンが減るとこの蓋がゆるむので「ふわーっと不安が押し寄せてくる」「なんとなく物悲しい」「将来が心配だ」というネガティブな空気がどんどん流れてきて、対応に疲れた脳は「うつ」という形でフリーズしてしまうのです。そのためテストステロンを補充すると改善がみられることが多いのです。

若い頃から慢性的なうつ傾向があったり、うつと躁を繰り返すような人はあまり効果が期待できませんが、特に高齢のうつに対しては非常に効果的です。

やる気・気力・生活活力の減退は、人生から夢をなくしてしまうらしく、落ち込んできます。人間は未来を失ったと思うと寂しい限りの心境となります。これはふつう50代くらいまでの人にはわからない感覚だといわれます。

やはり人生の“未来への可能性への期待”あってこそ、元気が沸いてきて生き甲斐もあるのです。それにかげりがみえると「自己表現」がなくなってしまうという心理的な敗北感が湧き、生活の張り合いも減退してきて自信もなくなってきます。

とはいえそれは「老い」という自然現象のためであり、仕方がないと諦めつつも受け入れざるを得ない・・・少なからぬ人が自分にそう言い聞かせているような気がします。そして老化による衰えを加速させないため、生活習慣病の予防に努め、精一杯の抵抗をしているように思います。

更年期を境に早々に男性ホルモンが低下すると更年期障害が出ることは前に述べた通りです。この加齢によって降下する時期にテストステロン補充療法などを行って“リバイタリゼーション(=再活性化)”することで第二の豊かな人生のスタートが切れる時代になってきたのです。

男性ホルモンの血中濃度がしっかり保たれれば、そこには霧が晴れた様に活力にあふれた毎日がある方が多いのです。40歳からの人生を楽しく充実したものにするために、是非男性ホルモンを味方につけるべきだと思います。

そもそも男性ホルモンとは?

当初より男性ホルモンといっていますが、これにはいくつかの種類があります。代表格は「テストステロン」です。ほかにはデヒドロテストステロン(DHT)、デヒドロエピアンドロテスロン(DHEA)、アンドロステロン、アンドロステンジオンがありますが、メインはテストステロンです。

一方女性ホルモンの代表格は「エストロゲン」です。誤解されやすいのですが、男性ホルモンは男性にだけ、女性ホルモンは女性にだけ存在するわけではありません。男性ホルモンは女性の体にも、女性ホルモンは男性の体にも存在し、それぞれ重要な働きをしています。ただ分泌される量に違いがあるので、こういう呼び方がなされているのです。

聖書ではアダムの肋骨からイブが誕生したことになっていますが、人間は実は女性が基本形なのです。男の子として産まれてくるには、胎児のときに自分でテストステロンをガンガン作ります。また、男の子らしい遊びを覚える2~3歳のころにもテストステロンがガッと作られて、脳が男の子らしくなります。さらに男の子が思春期になるとテストステロンがどんどん出て、少年が大人の男性になってきます。テストステロンはこの様な「男性」を形づくりますが、それ以外にも以下の多くの働きをしていることがわかってきています。

  • 骨や筋肉を作り、強さを保つ
  • 性欲や性機能の源
  • 血液を作る働き
  • 動脈硬化の予防ー動脈硬化の重要な原因は既に明らかになってる加齢・高血圧・糖質代謝異常症・喫煙がありますが、これに男性ホルモンの減少が加わります。
  • メタボ(メタボリックシンドローム)の予防

この他、脳においては記憶力・認知機能にも関係しています。また昼夜を感知する体の中の時計「体内時計」にも働いています。

また身体だけでなく精神面でもやる気、判断力、決断力に大きく影響を与えます。そしてテストステロンの低下は、集中力や睡眠の質が落ちる等の悪影響をもたらします。

LOH症候群(加齢性男性ホルモン低下症候群)の診断と治療

現在、男性ホルモンの値は泌尿器科などですぐに測定することができますし、簡単に補充することもできます。

とりあえずご自分の状態を把握するために男性更年期障害質問表として国際的に最もよく治療の場で使われているHeinemannらによるAging Male's Symptoms score(AMS)調査票を出してチェックしてみる事をおすすめします。(ただこの質問表だけで判断できない部分もあるのであくまでも参考に留めてください。)

これは実際の治療の場で使っているAMS調査票というもので、合計点26点以下は正常、27~36点は軽度の症状、37~49点は中等度の症状で、50点以上なら要治療と判断されますが、それぞれの項目で3点以上が目立つ場合も十分な注意が必要です。

ただ「自分は男としてまだまだ現役だから」「若いから男性ホルモンはちゃんと出ているはずだ」と思っている人もこの質問表でチェックしてみると意外と男性ホルモンが減っている兆候が見られたりするものです。

ホルモン(テストステロン)補充療法はふつう泌尿器科で受けることができますが、泌尿器科であればどこでも受けられるわけではありません。ホルモン補充療法を行っているクリニックは「男性更年期」「LOH症候群」などの言葉をネットで検索すればわかります。

治療はふつう、まずカウンセリング、AMS調査票などの検査から行います。テストステロン値は血液検査でわかります。治療法は人によって異なりますが主にテストステロンそのものを注射して補充する方法(通常2~4週間毎に注射を行います)や、テストステロンを経皮吸収で補充するためのクリーム(ぬり薬)を使用します。

当院では男性更年期無料相談診察(家族との同伴・友人や同僚との同伴でもかまいません)を行っておりますが、この際AMS調査票をこのネットからプリントして書き込んで持参されることをおすすめいたします。

無料相談診察は予約も可能です。電話052-264-1222にてご予約ください。

AMS調査票(男性更年期障害質問表)

※血液検査と治療は自費になるので、プライバシーに充分配慮した、保険とは別の自費の受付診察室で行います。(診察室で看護師の立会いもありません。)

前述の様に、男性ホルモン補充療法というと世の中ではいまだにED(勃起不全)の治療と思われたり、あるいは強壮剤とか精力剤等と誤解されたりしています。性的な問題でしかホルモン補充療法をとらえられないことが多いのです。

もちろんこのホルモン補充療法でEDに対する治療効果は得られますが、それはこの治療法で効果を享受できる人のほんの一部です。

ホルモン補充療法の効果と副作用

ホルモン補充療法はLOH症候群が出てくる40~50代から70代、80代まで年齢に関係なく行うことができます。「老衰」とされる高齢者の中には実はLOH症候群だったというケースが少なくありません。こういう人達がホルモン補充療法を受けるとびっくりするほど元気になる方が多いのです。

男性ホルモン補充療法の副作用についてですが、これは前に述べた様に、適切な投与量であれば非常に安全性は高い治療で、大きな副作用はないといわれています。

しいて言えば、投与量が多すぎると、多血症といって血液が濃くなりすぎる症状が起こりえます。注意して診ていきますが、ヘマトクリット(血球容積:%)が一定数を超えたときは休止することもあります。あとはニキビがでるといった小さなことです。

また注意したいのは睡眠時無呼吸症候群がある場合です。テストステロンを補充すると症状が悪化する可能性があります。ですから睡眠時無呼吸のある場合はそちらを治療することを優先させていただきます。睡眠時無呼吸症候群の治療は、マウスピース治療、CPAP(シーパップ)治療というものがありますが、これを行うことで血中男性ホルモン値も改善する場合があります。

気をつけたいのはネット販売や少々怪しげなルートで流通するテストステロンの経口薬です。これらの多くは戦後まもなく許可されたもので、肝臓に害を及ぼす毒性があるため専門医は処方しません。

テストステロンを入れるとかなり元気になる方が多いのですが、治療と同時進行で生活改善を行う事も重要です。テストステロンが高まるよう

  • 睡眠時間を充分取る
  • 食生活をしっかり管理
  • 運動して常に筋肉を刺激し体の血の巡りを良くしておく
  • できるだけ社会活動に参加する
  • ストレスをなるべく避ける、あるいは発散する工夫をする
  • 没頭できる趣味の世界を持つ

生きていく医学=QOL医学へのシフト

高名な心理学者、A.マズローによる欲求の五段階説によると、人間の基本的欲求は、根源的な段階から、生理的な欲求/安全の欲求/社会的欲求/承認の欲求と続いて、最上位に自己実現欲求があるのですが、「自分は元気だ。まだまだ男として生きている」ことを示す“男性生理“の自認・自覚はまさしくその心理的な「自己実現をつくり上げる」のです。

その反対に、やる気、気力、生活活力の減退は、衰えを感じ若い時に思っていた未来を奪ってしまう、生き物としての活力減退が自信喪失につながり、人生の未来を考えることができなくなって、今のままでの単に老いの期間が長いだけの長寿になりかねません。

20世紀の医学は病気対策の“生死の医学”が中心でしたが、今徐々に“生きていく医学=QOL医学”に関心が移りつつある様に思います。しかし問題は、現代の女性問題重視の社会現象の影に男性問題が隠れてしまっていることだと思います。

女性は身体への関心が男性よりも高いため、その異常をよく訴えるのに比べ、男性は仕事等、外に向けての関心が高くても自分自身の内側、健康問題への注目度は低く、異常や不調を訴えることも少ないために、医学的な関心事としてなかなか具体的に浮上してこないという難点もあります。

熟年期世代の老いの心へ失いかけた「未来観」の復活をさせたい、自分はまた生物として回復可能であり頑張れるという自覚を呼び起こし、もう一度「自己実現」を思い起こしてほしい。

ヘルシー、アクティブ、いきいきエイジング--- 歳をとっても意義ある人生を過ごすために最も大切なことだと思います。新しい健康医学の存在を知って活用される事を願っています。

熟年期世代は地味なシルバーエイジとひと括りにされますが、光り輝いた希望と活気に満ち溢れた人生を生きていただきたいと思います。