名古屋栄 松坂屋本館正面玄関北向 いちご栄ビル6F 性感染症内科・ED治療・AGA治療の泌尿器科専門クリニック

医療法人 正進会

丸善クリニック | 尿路腫瘍

尿路腫瘍

血尿以外に何の症状もない血尿を「無症候性血尿」といいます。

このタイプの血尿のときは膀胱がんや腎臓がんのことが多いので、要注意です。しかもやっかいなことには、膀胱がんや腎臓がんの場合、しばらくするとその血尿が自然に消失する事です。そのため、当人は治ったものと勘違いして泌尿器科への受診が遅れがちになります。またこの血尿は止血剤にもよく反応しますので、その内服ですぐに血尿はいったん消失する事が多い、しかししばらくするとまた再発し、また消える。このようなことを繰り返しているうちに、やがて進行がんになって自覚症状が出てきます。

自覚症状としては膀胱がんであれば、残尿感、排尿終末時痛、頻尿などの膀胱刺激症状ですし、腎臓がんであれば、がんのある側の背部の鈍痛、腫張感などのほか、不明の発熱や貧血、疲労感などを訴えられる方もいます。しかし、こうなってからではもう手遅れになっているケースが多いのです。一度でもこの様なタイプの血尿に気がついたら、できるだけ早く泌尿器科専門医を受診することをおすすめします。

腎臓腫瘍も膀胱腫瘍も稀に良性のものもありますが、ほとんどは悪性のものです。

最近は診断機器等の発達により、極めて早期に発見することができるようになり、早く見つければ根治的な治療も可能になりました。早期発見、早期治療が大切です。