名古屋栄 松坂屋本館正面玄関北向 いちご栄ビル6F 性感染症内科・ED治療・AGA治療の泌尿器科専門クリニック

医療法人 正進会

丸善クリニック | ED治療薬以外の治療法

ED治療薬以外の治療法

ED治療は泌尿器科で!長年の研究に基づいた根拠の在る様々な治療を選択できます。

EDは泌尿器科専門医の分野の疾患です。ED治療薬を含む研究や開発・治験などは全て泌尿器科領域で行われてきましたし、各関連学会も泌尿器科専門医が主となり発足しています。

しかしながらED治療薬を使ってきて、あまり効きが良くない方、あるいはだんだんと効果が弱くなってきたという方も実際にはいらっしゃいます。そういった方には泌尿器科だからこそ行える、下記のような治療も行っています。

男性ホルモン補充療法 (男性ホルモン含有軟膏、男性ホルモン注射)

ED治療薬(PDE5阻害剤=バイアグラ、レビトラ、シアリス、シルデナフィル、バルデナフィル、タダラフィル)の有効率は65才未満では約90%ですが、65歳以上では65%程となります。男性ホルモンが低下していてED治療薬が無効になってきている場合には、これまでよく男性ホルモン補充療法が併用され、これで5~9割の人に効果があるといる報告があります。

女性と同じように男性にも更年期障害があります。女性のように閉経や頭痛、顔のほてりといった分かりやすいサインがあるわけでなく個人差が大きいのですが、何となく憂うつな気分に苛まれる、寝つきが悪くなる、やる気が出ない、疲れやすいといった症状と共に、性欲がなくなった、早朝勃起しなくなったなど性機能に関連する変化も現れてきます。加齢によるこうした心や体の変化は、一般的には男性ホルモン(テストステロン)の減少によってもたらされるものです。テストステロンは男性の場合睾丸でつくられます。

テストステロンは、男性の性機能を保ち筋肉や骨を強くするほか、血管の弾性力を維持して動脈硬化等を防いだり、心臓や腎臓の機能を守ったりしています。脂質代謝を高めて肥満を抑制し、ストレス耐性や認知能力を高める役割もあります。このため分泌量が低下すると疲労感、イライラ、体の痛み、活力低下、頻尿、肥満などの症状を誘発します。脳梗塞、心筋梗塞、がん、糖尿病、うつなどのリスクも高まります。「テストステロンの低下で寿命が短くなる」という報告もあります。

社会活動と深く関係しているのも特徴です。テストステロンは敵と戦い、正義を貫き縄張りを主張するなど、外に向かって行動するパワーや上昇志向の源でもあります。「リスクをおかして挑戦したり、仕事でほめられたりした時はテストステロン値が高くなる」、逆に「仕事で成果がでなかったり過剰なストレスを感じたりするとテストステロン値が下がり、内にこもって従属的になる」ともいわれます。

男性ホルモンは実は女性も持っていて、その分泌量は閉経後もあまり減少しないことがわかっています。

会社をリタイヤすると、とたんに枯れたようになってしまう男性も多いのに比べ、中高年女性が相対的に元気で活動的なのは、そのおかげだともいわれています。そんな話からもテストステロンは冒険心や行動力を司る、いわば「精神的なやる気ホルモン、冒険心のわくホルモン」といってもいいものです。急激に低下する様なことがあればいろいろ困ったことが起きるのも当然だということです。

ただ、性機能障害との関係で捉えると「テストステロン値が低下すると、勃起障害になる。」と単純に言うことはできません。テストステロン濃度と勃起とは相関しない、すなわち値が高くても勃起障害の人もいれば、低くてもちゃんと勃起できる人もいると海外の論文報告もあります。

しかし中にはテストステロン濃度が病的に低いために勃起ができないという患者さんもいます。そういう人にテストステロンを補充するとEDが改善することが多い、だからテストステロンと男性機能がまったく無関係というわけでもない、という訳です。まだわかっていない他の因子との関係が多いと思われますが何とも複雑な間柄です。

一般的にはもともとテストステロンが低かった人が濃度が多少が落ちてもあまり影響はないけれど、高かった人の値が大きく減った場合には相応のダメージを受けるという傾向がある様です。いずれにしても低下したテストステロン値は上げるのが好ましいと考えられます。

テストステロン値を上げるため、海外では飲み薬や貼り薬、それにカプセルの皮下への埋め込みといった様々な治療も行われていますが、日本ではテストステロン補充の方法として、研究の進んだ大学病院の泌尿器科ではテストステロンを含む塗り薬の使用とテストステロンの注射の使用が一般的です。これらの投与が劇的に効く場合もあります。世の中には70才になっても80才になっても元気な男性は沢山います。そうした「活力」とテストステロンは深く関係していることはちがいありません。

ただしこれらのホルモン補充療法は、前立腺癌のある方の場合、男性ホルモンのテストステロン濃度の上昇により癌が成長する場合があるため、前立腺癌腫瘍マーカー(PSA)の測定と血中テストステロン値の測定、そして血液一般検査が含まれる男性ドッグ検査(8,800円)を事前にて行う必要があります。

下記の方にはホルモン補充療法は適応ではありません。
  1. 前立腺特異抗体(PSA)の値が2.0ng/ml以上の方。
  2. 排尿困難のひどい前立腺肥大症のある方。
  3. 睡眠時無呼吸症候群である人
  4. 抗凝血剤ワーファリンカリウム等を使用しておられる方
  5. 肺機能検査値の異常のある方。
  • 男性ホルモン含有軟膏 1本 3,970円(税込)
  • 男性ホルモン注射(筋注) 1A 3,000円(税込)/2A 5,500円(税込)

EDサプリメントの同時服用

ED治療薬(PDE5阻害剤=シルデナフィル、バイアグラ、レビトラ、シアリス)と併用することでPED5阻害薬の効果を高める天然成分として最近注目されているのがL-シトルリントランスレスベラトロールです。

L-シトルリンは単独経口投与でもその血管拡張効果から冷え性改善、動脈硬化改善、むくみ改善、そしてED改善に有効な血管機能改善薬材として、最近泌尿器科の学術専門誌に度々論文が発表されている薬剤です。

レスベラトロールは、ブドウの皮や赤ワインに含まれる成分でポリフェノール群の中でも活性が一番強いと言われているポリフェノールの一種です。1997年にアメリカの科学誌「SCIENCE」に抗癌作用が報告されて以来、レスベラトロールの機能性について様々な研究が進められてきました。 なかでもハーバード大学のシンクレア教授らのネズミの寿命延長効果の研究が英国の科学誌「NATURE」で発表されたことによって、一躍注目を集めるようになりました。

2009年にはアカゲザルで摂取カロリー制限による長寿遺伝子の活性化の働きで、写真のようにしわや抜け毛などの外見、がん、糖尿病、血管疾患、脳萎縮の発症率や生存率にも大きな差が表れることが確認されています。

この他にも乳がんの予防、歯科の分野でもドライマウス改善効果が報告されており、現在多数の大学・医療機関でレスベラトロールの臨床試験が行われています。

そして2011年11月にはレスベラトロールがヒトにおいても長寿遺伝子を活性化することがわかり、様々な健康効果を示すことが学術誌「Cell Metaborism」誌で報告されました。

通常飼育
通常飼育
摂取カロリー制限実施
摂取カロリー制限実施

即ちレスベラトロール摂取はヒトが強いて摂取カロリー制限をしなくてもその長寿遺伝子を活性化させる作用から、摂取カロリー制限をしたのと同じアンチエイジング効果があり、生活習慣病の対策とED改善に有効であることがわかってきました。

実際EDモデルラットにレスベラトロール、そして市販のED治療薬、その併用投与を行った実験では、レスべラトロール+ED薬摂取を併用したラットのグループはED治療薬単独摂取のラットグループに比べ1.7倍のED改善効果があることが示されています。

しかし以前はヒトで試験できるほどの高濃度のレスベラトロールを抽出する方法がかなったのです。ようやくこの高濃度のレスベラトロールのカプセルが開発されたのが4年前です。ラットの実験で用いた濃度を体重60kgのヒトで試すには1日当り最低300mgを取る必要があります。この高濃度のレスベラトロール1カプセルの中の含有量は76mgですので、1日4カプセル飲めば足りる計算になります。これに上記L-シトルリンを加えた合剤が2015年5月より出てきましたが この高濃度サプリは医療機関と調剤薬局でのみ購入が可能です。

このサプリは毎日4カプセル飲み続け、性交時にPDE5阻害剤を服用します。

長寿遺伝子を活性化させることによる寿命延長効果とアンチエイジング、生活習慣病の予防治療につながりQOLの改善にも効果をもたらすと考えられます。薬に頼ることが何となくためらわれる方のED対策としても、日常的に摂取して頂きたいEDサプリメントです。

L-シトルリン&トランスレスベラトロール(成分量4カプセル中:L-シトルリン800mg、トランスレスベラトロール300mg)120カプセル(約1ヶ月分)30,000円(税込)

複合ヨヒンビン製剤

複合ヨヒンビン製剤は選択的に勃起能力を促進するヨヒンビンと、強精や興奮の目的で飲用されているガラナのエキスおよび古来より精力を増強するといわれている反鼻末を配合した薬剤です。生薬ですので継続的に摂取されたい方にお勧めです。

  • 複合ヨヒンビン製剤 1カプセル 220円(税込) ※1日3回服用 1日分660円
※丸善クリニックでは、泌尿器科専門医の資格をもった医師が相談・診察・処方を行っています。